ただ好きだという、この気持ち。

□ ごめんなさい大好きです □

もう一度、もう二度と(25)

「向井先生、」
 思わず司は間に入っていた。視線で向井を諫める。
 そんなことができる立場じゃないと判っていたが、それでも、そうせずにいられなかった。

 対する向井は、一度司を見やってから、再び長谷川へと視線を戻した。
 言い聞かせる口調になって、言葉を継ぐ。
「・・・学くんがうちにいたいなら、いたいだけいてくれていい。そこは俺も、おまえと同じだ。だけどな」

 一方の長谷川は唇を引き結び、コーヒーカップに視線を落としていた。
 ぱっと見には頑なな、反抗的な態度にも見えるが、その顔に浮かんでいる表情は――
 ただただ、哀しそうだった。

「悪意をもって待ち受けているかもしれない奴のところへなんか、どんな大義名分があったって、パートナーを行かせたくない。・・・俺が言ったって、後出しジャンケンにしか見えないのは判ってる。そもそも、俺にこんなことを言う資格はない。おまえに事情を話すことから逃げてた俺にはな」
 そう続けた向井の声音はひどく苦くて、司は思わず向井の顔を見た。が、向井は長谷川から視線を離さなかった。
 そして、また冷静な口調に戻ると、なおも言葉を継いだ。

「だけど、それでも言うぞ。もしも事前に知ってたら、俺は絶対に阻止した。おまえならどうだ? どうぞ行ってらっしゃいと送り出せるのか?」
「・・・・・・」


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Date:2018/10/01
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Comment:2

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2018/10/01 【】  # 

* Re: 出口・・

hちゃんこんばんは~♪
台風ー! 大丈夫だった?(>_<)
ベランダとか壁とか飛んでない?(>_<)(>_<)
台風ほんとやだ、次のはこっちに来ませんように!

三男くん心配だね(;_;)インフルエンザももう差し迫った脅威だし、ああ~今年はいつ予防接種受けよう(´・ω・`)
あ、私の風邪は、大分よくなったよ(^o^)
鼻水はまだだーだーだけど、薬が効いてる感が出てきた!
昨日までは、薬飲んでも全然効いてるようになかったもんね。眠いばっかりで(>_<)
このまま治りますように。なむ~。

さてさて、今日もトンネルの中だよね(-_-;)
自分で書いといてアレだけど、どうしたらいいのか!
今後の展開は、一応ぼんやりとはあるんだけど、ちゃんと書ききれるだろうかと不安です(;_;)
でもがんばらねば! がんばるよ! とりあえず平日で風邪をちゃんと治すよ!
ファイトー( ・`д・´)
2018/10/01 【なか】 URL #hc9S4FeM [編集] 

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